12月7日の三陸沖地震 NHK「具体的な表現はさらに検討が必要」

12/7の三陸沖地震でNHKが「津波!避難!」のテロップを出したりしたの件

◆MSN産経ニュース 今度は大げさすぎた? 津波避難呼びかけ、NHKが表現見直しも

 NHKの石田研一放送総局長は19日の定例会見で、7日の三陸沖地震でアナウンサーが津波警報発令直後から強い口調で視聴者に避難を呼びかけたことについて、「具体的な表現はさらに検討を重ねる必要がある。視聴者の反応を分析したい」と述べ、見直しも視野に検討する考えを示した。

 7日の地震では、アナウンサーが「東日本大震災を思い出してください」などと切迫した口調で避難を呼びかけた。ただ、実際に観測された津波は最大で1メートルだったことなどから、局内では「(予想される)津波の高さによって表現を変えた方がいいのではないか」といった意見も上がったという。

 一方、石田放送総局長は「震災時にもっと強い口調で(避難を)呼びかけていたら、多くの命が救えたのではないかという観点で(表現を)見直した。基本的な考え方は変わらない」とも述べた。

 NHKによると、7日の地震報道での表現に対し数十件の意見が寄せられた。大半が切迫した表現に肯定的だったが、中には「(震災)当時のことを思い出して辛い」といった被災者からの意見もあったという。

 NHKは東日本大震災を受け、昨年11月にアナウンサーの言葉遣いを見直し、いち早い避難を命令口調や断定口調で求める表現を増やしていた。
出典:MSN産経ニュース(2012.12.19 18:09) 今度は大げさすぎた? 津波避難呼びかけ、NHKが表現見直しも

◆注意すべきは地震津波だけではない

「東日本大震災を思い出してください」という発言は不要だろう。
東北地方太平洋沖地震ではM9の地震が発生し、それに因って最大で9m超の津波が発生した。しかし、これほどの大きさの災害が発生する確率は極めて低いだろう。
実際、今回の地震で発生した津波は1メートルしかなかった。「東日本大震災を思い出してください」というアナウンスは「東日本大震災に相当する災害が発生しますよ」という意味だから、視聴者を騙したことになる。

大袈裟なら良いというものではない。地震以外の、他の種類の危機を忘れている。

放送総局長は「震災時にもっと強い口調で呼びかけていたら、多くの命が救えたのではないか」と話したが、その考えだけが動機で表現を変えたのなら、余りにも稚拙である。確率やコストを想定しない、只の感情論に過ぎない。
表現を大袈裟にした動機には、視聴者に対する人気取りというのもあるんじゃないかと思う。

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