探検バクモン「”性”をめぐる大冒険」(全二回)

NHK 探検バクモン
「”性”をめぐる大冒険(前編後編)」を観た。
探検場所:新宿二丁目

電通ダイバーシティ・ラボの調査に因ると、LGBTは20人に1人の割合で居るという。そんなに多いか?まあ、「LGBT
であるか否か」の線引きをどこにするかにも因るだろう。

「ルミエール」というゲイ専門の店があるのだが、ここに集まる人の事を「ルミ子」と呼ぶそうだ。その他、米屋に集まる人を米子(よねこ)、公園に集まる人を公子(きみこ)と呼ぶという話もあった。
「体は女、心は男」の人向けの店では、「立ちションヘルパー」なる物が売られていた。これは男性器を模した物で、女性器に装着して男性の様に立ちションが出来る。ネットで調べたら、どうやらシリコン製で軟らかい様だ。

番組では、世界各国(と言っても欧米だけだが)でLGBTを尊重する風潮が進んでいるという様子を、レディー・ガガの「Born This Way」に乗せて紹介していた(ガガはLGBTに対する尊重を主張している人だ)。(Born This Wayに乗せて紹介したり、「日本はどこまでカラフルになれるか?」という”LGBTを尊重する社会”に憧れさせようとするようなテロップを出したりしていて、今回の放送はLGBTをもっと尊重する様に世論を動かそうとする意図があった。)

これまで性的少数派が社会から冷遇を受けてきたのは、彼らに気配りする余裕が無かったからだろう。経済成長で余裕が出来たから、近頃少数派にも気配りが出来る様になったのだ。しかし少数派に気配りする事に因って全体の運営に支障を来したら本末転倒なので、その場合は避けなければならない。
「性には多様性が在る」という現実を受け入れるのは必要だが、「制度として認めるか」という議論は別物である。

性の多様性の受容が世界的に進んでいるが、ロリータ・コンプレックスへの理解は全く進んでいない。それどころか未成年ポルノグラフィーの単純所持まで罰する等、寧ろ不当な抑圧が強まっている。これはキリスト教等の圧力に因るもので、人類の進歩に逆行する愚昧で誤った風潮が、世界的に拡大している。ロリータ・コンプレックスを迫害している様では、性の多様性への理解が進んでいるとは言えない。これは性の多様性の最後の宿題だろう。

◆余談

太田が「”遅れている日本に根付かせていこう”というワクワク感は、それはそれで幸福なんじゃないか」と話していた。「それはそれで」ではなく、それこそが幸福の主要な根源と言っていいだろう。
人は「幸福な状態」を目指している際にはその目指している対象が希望となり、幸福感を持つ。しかし「幸福な状態」への到達を達成すると、その状態に慣れてしまう為、幸福感を持たなくなってしまう。これを「順応仮説」と云う。例えば、「経済成長」ではこのような現象が発生する。昭和30年代の人々は、今より遥かに貧しかったが、経済的成長に希望を持ち、それを実現する過程に幸福を抱いていた。対して現在の人々は、当時より遥かに高い経済力を持つが、その状態に慣れ、未来に希望を持てない為幸福感が弱い。

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