土曜プレミアム・ガリレオからの挑戦状~実験す(H250615)

フジテレビ 土曜プレミアム
ガリレオからの挑戦状~実験す(H250615)

この番組は、子供から大人までを惹き付ける様な科学実験を行う番組。「ガリレオ」の映画第二弾「真夏の方程式」(6月29日公開)の宣伝も兼ねている様だ。

真空砲で音速でボールを発射したり、巨大空気砲で煙の輪を100m運んだり、巨大なタンクを気圧の力で潰すなど、興味をそそる大掛かりな実験を行っていて面白かった。
この様な科学の番組は子供達を良い人間に育て上げるばかりでなく、一般の人々の人格を底上げ出来るものなので、盛んに放送して欲しい。

しかし、番組の最後に紹介された実験の解説には誤りがあった。
その実験の内容は、「ピッチングマシンを載せたトラックを前方へ100km/hで走らせ、そのピッチングマシンからボールを後方へ100km/hで発射する。」というもの。「上手くいけば、地上から見るとボールが(前にも後ろにも動かず)止まっている瞬間が観測出来る筈」という旨のナレーションされていた。
しかし何度も試すが前や後ろにボールが進んでしまう。これをナレーションでは「トラックやピッチングマシンがきちんと100km/hで設定出来ていない為」と解説。何度も試して、ついにボールを真下に落とす事に成功した。
そこで「前方に走る車から後方にボールを投げると止まって見える事が実証された」という旨のナレーションがなされた。ここが問題だ。「ボールが止まって見える」という現象は、「トラックの速度」と「ピッチングマシンからのボール発射速度」の絶対値が共に100km/hである事が前提とされているが、命題「ピッチングマシンからのボール発射速度が100km/hである」が真である事の根拠が「ボールが止まって見える事」になっているのだ。即ち循環論法である。故に、「ピッチングマシンを載せたトラックを前方へ100km/hで走らせ、そのピッチングマシンからボールを後方へ100km/hで発射すると、地上から見るとボールが止まって見える」という理論は実証されていないのである。

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